【デイビッド・セイン】世界をリードするのは アメリカ? 「英語のトリビア」

読者には、学校の先生も多いと思います。しばらく堅い話題が続いたので、今回は授業のネタになる「英語のトリビア」を紹介しましょう。

摂氏と華氏 世界で使うのは?

温度の単位には摂氏と華氏があるのは、みなさんご存知ですよね?摂氏はセルシウス(Celsius=℃)で、華氏はファーレンハイト(Fahrenheit:°F)のこと。日本では摂氏(℃)を使いますが、アメリカでは華氏(°F)を使っています。

華氏の方が歴史的に古く、1724年にドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイト(Daniel Gabriel Fahrenheit)が提唱したのが始まりで、沸点は212度(°F)、凝固点は32度(°F)です。

摂氏はスウェーデンの天文学者アンデルス・セルシウス(Anders Celsius)が1742年に考案したもので、沸点は100度(℃)、凝固点は0度(℃)。単位が異なるため、基準となる数字は違います。

では、世界的に使われているのはどちらでしょう?「アメリカが使っているから華氏」と思う人が多いようですが、実は世界で使われているのは圧倒的に摂氏なのです。

恐らくアメリカ人が日本に来て一番不便を感じるのは、温度でしょう。気温、体温、料理のすべての数字が異なるため、とにかく混乱します。

病院で「平熱は98度です」と言ってドン引きされたアメリカ人は、私だけではないはず。華氏なら「平熱は100度以下」なので目安としてとても便利なのですが、日本人にとっての100度は「水が沸騰する温度」ですから、うっかり間違えると大変!「たかが単位、されど単位」なのです。

同じ英語圏でもイギリスやカナダは徐々に摂氏に移行し、オーストラリアはほぼ完全に摂氏となっているようです。

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