編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

第10回:後藤信行執行役部長 「三島進学 ゼミナール (株式会社さなる 三島進学ゼミナール事業部)」(静岡県)

【三島進学 ゼミナール】地域に密着し、 その発展に貢献することで、 更なる成長を目指す!

創立以来、英語教育に力を入れ、教育改革にも万全

千葉 業界はいま2020年の教育改革に向けて、入試改革対応、特に英語の4技能対策が急務ですが、御社ではどのような取り組みをされていますか?

後藤 すでに英語教育に関しましては、創立以来重要視してきました。小学1年生から英語を教える環境を整えています。小学4年生からは、独自のLL英語を作り上げ、4技能すべてを折り込み、中学校英語の文法もまじえた授業を行っています。小学4年生は週1日、小学5〜6年生は週2日、1日60分という十分な時間で、計画的に授業を展開してきました。

さらに、現在では音声ペンを取り入れ、家庭でもスムーズに発音練習が出来ます。また、センター試験の廃止など今後、入試改革も行われますが、大切なのは学問をする姿勢と信念であり、それがブレなければ慌てる必要はないと考えています。

アナログとデジタルの融合を目指して

千葉 教育ICT化時代が加速しています。タブレットが学校で全生徒に導入される予定ですが、塾として何かデジタルを活用している指導やシステムなどはありますか? また、デジタル時代についてどう思われますか?

後藤 私たちの目指すものに、アナログとデジタルの融合があります。現在、See-be(電子黒板)を全教室に配備し、リアル映像、CG、アニメーションなどにより、楽しく、分かりやすい授業を展開しています。コンピュータの画面上で授業を行っているので、効率的に問題を出題することが出来ます。これまでより約1.5倍の問題量をこなすことも出来るようになりました。他にも、オーダーメイド個別学習システム=学力トレーニング「学トレ」も全校舎に設置しております。

すべて本人任せにしておいては結局「やらない」「やれない」中途半端な学習になってしまいます。私たちは生徒一人ひとりのペースメーカーであり応援団の役割を担っていると思います。
教科内容を教えると同時に、良きコーチでもなければなりません。そのようなアナログの力があってこそ、デジタルが有意義な存在価値を持つのだと考えています。

情熱が集う職場こそ教育現場の理想

千葉 業界でブラック問題が起きましたが、御社では人材採用と育成などについてどのような工夫をされていますか?

後藤 社員には就業規則を理解してもらって、その就業規則に則って塾を運営しています。

さて、私たちは新卒の採用も行ってはいますが、中途採用にも力を入れています。同業種に勤めていた方だけでなく、教育に関心があり、情熱がある方なら是非お話を伺いたい、お話をさせていただきたいと思います。なぜなら、社会経験のある方ならではの知識や経験が教育現場で大きな価値をもつと考えるからです。

また、三島進学ゼミナールでは、下は20代前半から上は50代後半まで、幅広い年齢層の教師が日々教壇に立っています。したがいまして、ベテランの技を若手が学ぶ研修の場も充実しています。塾のHPにあるブログを是非ご覧になってみてください。ご覧になれば、各校舎で教壇に立つ教師の人柄や思いが分かっていただけると思います。

やりがいのある職場に情熱が集まっています。その情熱こそが、有意義な教育環境を創り上げているのです。

1 2 3