【デイビッド・セイン】アメリカ英語とイギリス英語はどう違う?

ワンオクロックはワンオーケイロック?

読者の皆さんも、アメリカ英語とイギリス英語に違いがあることはご存知ですよね? 実際どの程度違うのかと言えば、東京の言葉と関西弁くらいではないでしょうか。つまり「通じるけれど、発音や表現に違いがある」程度です。

発音の違いを見ると、たとえばイギリスの人気グループ、ワン・ダイレクション(ONE DIRECTION)は、イギリス英語だと本来は「ワン・ダイレクション」ですが、アメリカ英語だと「ワン・ディレクション」に近い音になります。またトマト(tomato)はアメリカ英語だと「トゥメイトゥ」ですが、イギリス英語だと「トゥマートゥ」に近い音に。ワン・ダイレクションはイギリスのグループなので、日本でもイギリス英語に近い発音で呼びますが、私たちがふだん学校英語などで耳にする発音の多くはアメリカ英語です。

余談ですが、今や世界的な存在となった若者に人気の日本のバンド、ワンオクロック(ONE OK ROCK)は、海外では「ワンオーケイロック」と名乗っています。日本のファンは「ワンオクロック」→「ワンオク」と略して呼びますが、英語圏ではそもそもOKは「オーケイ」で、まず「オク」とは読みません。そのため彼らも、海外では「ワンオーケイロック」と名乗っているのでしょう。

日本でも地方によって発音やアクセントが異なるように、英語でも国(場合によっては地方)によって異なるのは当たり前で、アメリカ人もイギリス人も、発音に関しては比較的おおらかです。多少聞きなれない発音でも、前後関係からある程度何を言っているか、わかるものなのです。

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デイビッド・セイン

エートゥーゼット 代表

米国出身。証券会社での勤務を経て来日。日本での30年近い英語教育経験をいかし、累計400万部以上の著作を刊行、ベストセラー多数。

英語関連の書籍・教材制作を手掛けるA t o Z Education(www.atozenglish.jp)、またデイビッド・セイン英語ジム代表を務める。

TOEIC対策やビジネス英語講座など、英語や文化に関するセミナーも多数開設。NHK英語番組への出演の他、日経新聞、朝日新聞、毎日新聞でも連載執筆。

英語集中マスター・メソッドNO EXCUSE や国際交流イベントspeakUP! など、日本人に合わせた英語修得法を数多く開発。 日本文化を英語で解説する学習サイト(www.wakaru.guide)も開設中。

bazil

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