嗚呼!華の応援団~第39話~

ゴミ収集の成果と、変化。

 

毎日毎日、明けても暮れても勧誘、勧誘、また勧誘。

朝から晩まで二回生はキャンパス内に机並べて、ゴミ収集に余念がなかった。

結果、何とか5名の一回生を(無理矢理)引きずり込むことに成功した。

 

前述のT村以外に、岐阜出身の元・野球少年の稲B

鹿児島のハスキー兄ちゃん・Y野、同志社香里高校出身のオバカ・A穂、

同志社高校出身の大仏男・N川。

他にも何人か勧誘したのだが、最終的にこの5人が残ったわけだ。

 

この結果、幹部3名・三回生4名・二回生4名・一回生5名の総勢16名という、

なかなかの人数のリーダー部が構成されたのだ。

もちろん、前年と同様に一回生は同立戦が終われば、辞めさせてもらえると信じているけど…。

 

なにはともあれ、後輩ができた!

そして、そのことが私たち二回生全員の心境に変化をもたらしたのだ。

あれだけ毎日、辞めたいと思っていた応援団を、この日を境に辞めたいと思うことは皆無になった。

それどころか、一回生の前ではヘタは打てないという意識が芽生え、

それはそれは立派な応援団員と変貌を遂げたのである。応援団とは摩訶不思議な組織だ。

 

だからこそ七十何年も存続できたのだろう。

この頃にはおさむちゃんの北関東弁も、松ぼんの名古屋弁も影を潜め、

みんなまるで生粋の関西人のごとくバリバリの関西弁を使えるようになっていた。

そして、まだ関西弁に馴染まない名古屋出身のT村・岐阜出身の稲B・鹿児島出身のY野らが、

なんとも可愛く思えたのである。

こいつらも半年もすれば、みんな関西弁になるんやろうなぁ。

そんなことを考えながら、我々にとって四度目となる恐怖の「合宿」は、

目の前に迫っていたのである…。

 

続く〉
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次回配信は10月25日を予定しております。