「課題解決型の入試広報」編④

お母さんと受験生の手のひらに、いつも最適情報を

情報化がますます加速する現在。今やインターネットの利用者は1億人以上。中でもスマートフォンからインターネットにアクセスする人口が劇的に増加していることを鑑みると、スマートフォンへの対応は入試広報の必須課題と言えるでしょう。ストレスなく情報が伝わりやすいWebサイトの在り方とは?受験生・保護者に定期的な接触を可能にする運用とは?今回は、効果的なWebサイト(特にスマートフォンサイト)のポイントについて特集します。

ますます増加するスマートフォン利用者

 インターネットの利用者は平成27年末の時点で1億46万人。普及率は83%となり、国民の10人に8人はインターネットを使っていることとなります。その中でもスマートフォンからインターネットを利用する人は年々増加し、どの世代においてもパソコン以上にスマートフォンからインターネットを利用しているというデータがあります。親世代が多いであろう40代においても、スマートフォンからのインターネット利用率は7割以上となっています。(出典:総務省「通信利用動向調査」)

 このような中で、各教育機関がスマートフォンに対応したWebサイト制作に取り組んでいますが、そこで多く用いられている制作手法が「レスポンシブWebデザイン」です。

レスポンシブWebデザインのメリット・デメリット

 レスポンシブWebデザインとは、PC、スマートフォン等複数の異なる端末に応じて、レイアウト・デザインを柔軟に調整することができるものであり、全端末を一つのソースで管理できるので、情報更新・記事更新等、運用担当者の負担も軽減されます。ただし、スマートフォン専用ページに比べて、レイアウトやデザインの自由度が低い、スマートフォンでもPC用の容量の大きなデータを読み込むため、表示が遅くなるといったデメリットもあるので、制作する際にはこれらの点も理解しつつ、ユーザーのニーズを踏まえて使いやすい形にしていくことが大切です。

“豊富な情報提供”に潜む危険性

 また、「モバイル・ファースト」を方針に掲げ、Webサイトを設計する学校も多くあります。まずはスマートフォンでの閲覧を意識してサイトやページをデザインし、それを前提にPC向けサイトをデザインする手法です。例えばサイト内での膨大な情報提供が逆に閲覧者を混乱させることもあり、必要最小限の情報を適切なレイアウトで設計することにより見やすいモバイルサイトに近づけることができます。またスマートフォン向けトップページにはアクセス数の多いコンテンツおよび学校側が見てほしいコンテンツへのショートカットボタンを設ける等、情報を探しやすく、ページ移動の少ないサイトにすることで、イベント申込みや資料請求の増加をはかることも大切です。

蓄積したデータが入試広報改善のカギとなる

 続いては運用面のポイントです。「更新の容易さ」はWebサイトの強みの一つ。ローコストで情報更新ができる利点を活用し、受験生・保護者とのコミュニケーション頻度を増やし、学校の動きを伝えることがとても大切です。例えばオープンキャンパスの前に、学校の見どころを紹介する、直近の学校のトピックスを伝えるなど旬な情報を提供することでイベント参加の促進につなげることができるでしょう。Webサイトを開くと常に新しい情報がアップされていて、何度も見たくなるという流れをつくることが重要です。

 最後にWebサイトが持つ本当の意味は、閲覧データから受験生・保護者のニーズが詳細に把握できることです。貴校にどの程度興味を抱いているか、どんな教育コンテンツが注目されているか、受験までのどのタイミングでどのように興味が推移していくか等を閲覧行動からある程度理解できるでしょう。それらの解析を踏まえ、最適なタイミング・最適なコンテンツで情報を発信することで、より効果的な入試広報が可能になるのではないでしょうか。


▼「クセになる入試広報の種明かし」の過去記事を読む

【2017/10月】情報は鮮度が命。旬なニュースは新鮮なうちに。

【2017/9月】映像の鉄則「学校の説明」をしない。

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