嗚呼!華の応援団~第43話~

祇園の端っこに円山公園という観光名所がある。
そしてその中に「円山野外音楽堂」という野外施設がある。

毎年、春と秋に西京極球場で伝統の「同立戦」が行なわれるのだが、それに先立って、
ここ円山野外音楽堂で両校の応援団による応援・演舞合戦が繰り広げられるのだ。その名も「同立戦前夜祭」。

この前夜祭は4部構成になっている。

第1部は両校応援団吹奏楽部による演奏会。
第2部は両校応援団チア・リーダー部によるダンス。
第3部が両校の野球部員紹介。
そして第4部が両校応援団リーダー部による応援歌・演舞合戦だ。

観客席にはど真ん中にロープが張られ、右が立命館、左が同志社席。所狭しと両校の学生がひしめき合っている。

両校ともに前方に陣取っているのは、空手部・日本拳法部・合気道部などの所謂「武道連」
その後ろにその他の体育会の連中が座り、一般の学生は後方に座る。
さらに両校応援団に招待された他大学の応援団の猛者たちもところどころに陣取っている。

それはそれは一種異様な雰囲気なのだ。

夕闇迫る頃、すでに観客席は満席となり、ざわめきの中で、ところどころで酒盛りが始まっている。
中には酒の勢いで相手校を罵りながら、小競り合いを始める学生もチラホラ。
こうした一触即発の雰囲気の中で、前夜祭は幕を開けるのだ。
吹奏楽部の演奏の一曲一曲にも大げさな手拍子が鳴り響き、曲が終わる度にヤンヤヤンヤの拍手喝采。
チアリーダーの登場とともに場内のボルテージは最高潮に!

同志社側「同志社、かーわいいー!立命、足太いでー!」
立命館側「同志社―パンツ見えてるでぇ!」
たぶん今の時代なら、すべてが「セクハラ」(汗)。

野郎ばっかりの観客のいやらしい視線に、チアリーダーの女性たちは恥ずかしがる素振りもなく、満面の笑みで踊っている。
こいつら、やっぱ目立ちたがりなんかなぁ…。
確かに中には可愛い子もいるにはいる。
でも、反面、「何でおまえが!?」って人々がいるわけで…。

因みに我が同志社にも、あだ名が「般若」って先輩や「豚足」って先輩がいた。
同期のチアリーダー4人に関しては、同期の固い絆を無くさないためにも、ノーコメントです!
女って、すごいよね。

あの顔で、あの足で、どうしてチアリーダーやれるのさ!ってのが、堂々と、満面の笑みで踊ってんだからさ(泣)。

あっ、これ以上書くと、各方面からおしかりを受けそうなので、今日はこの辺で…。
「ボカッ!」「ドカッ!」「ボコボコボコっ!」 ほらね(泣)。 

続く〉
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次回配信は11月22日を予定しております。