嗚呼!華の応援団~第45話~

「口上」

人を紹介する時の「枕詞」みたいなものだろうか。

応援団では、各応援歌や演舞のリーダーがその演目を振る前に、それぞれの応援歌や演舞の紹介とともに、

それを振るリーダーを口上で紹介するという伝統がある。

したがって、この前夜祭においても、両校応援団の司会担当は非常に重要な責務を担い、

極論すれば司会の善し悪しでその日の応援団の優劣が決まると言っても過言ではない。

何故って、司会の口上は会場をめちゃめちゃ盛り上げるから。

 

で、私はもちろん司会に任命されてまして。

文章では、その面白さはなかなか伝えられないと思いつつ、その一例を…。

 

私「続いてお送りいたしますは、この歌、この曲、このメロディー。早稲田にフクちゃんがあるように、慶應にミッキーマウスがあるように、

我が同志社にも強いマスコットがいるのです。その名は『アトム』。

日本三大マスコットの一つ、アトムを歌った名応援歌『同志社アトム』。演じぃますは、この男。

 

先日、球場応援の前日に、「天下一品」のこってりラーメンを二杯食いました。

一杯でも下痢気味になるという天一。それを二杯も食ったらどうなるかも考えられないアホでございます。

『かっとばせー、同志社』の掛け声とともに、ついに『ブリブリッ!』。

 

ご存知のように私たちは白い学ランでございます。

見る見るうちに臀部は茶色く染まり、周囲には異臭が漂い始めました。近くに座っていた女子学生は皆で逃げ出し、やがて半径10mには、この男一人。

それでも試合終了まで必死で声を嗄らし応援を続けた根性の男っ!よくご覧ください。

この男が舞い踊り、振り返った時のあの部分を。未だに茶色いシミが消えません。

『同志社のビチグソ男』。くそも垂らすが、ヨダレも垂らす。ついでに夢精も垂らす、垂れ流し男こと、N二回生っー!!」

 

観客「だははははっ!」「ええぞー、N。立命にかけたれやー!」

どうです?少しは伝わりました?         

 

続く〉
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次回配信は12月6日を予定しております。