【山口 時雄】第15回 いま必要な情報リテラシー 校長先生からSNSを使ってみよう

SNSの落とし穴

青少年のスマートフォン利用には、様々なリスクがあります。視力低下や睡眠不足などの健康被害。ながら歩行や自転車のながら運転による事故。そして心や行動に悪影響を及ぼす恐れがあるのがSNSの利用です。

彼等はなぜSNSを利用するのでしょうか。私は今年63歳です。みなさんは同世代かお若いくらいでしょうか。私たちの時代の仲間同士のコミュニケーションといえば、教室や部室、近所の喫茶店や友人宅での直接交流でした。しかし、現代の若者には、直接交流が苦手だという人も多いようです。グループや仲間の連絡、会話そのものにSNSを利用したり、悩みや相談は、友人にするのではなくネット上で見知らぬ人や、同様の悩みを持つ仲間にする、それが定番のようです。そして、悩みの相談や楽しい会話の延長として直接会いに行って、事件に巻き込まれるということも少なくありません。

学校として「SNS利用禁止」を指導することは容易いでしょうが、誰も言うことを聞きません。先生方がSNSがどのような世界なのか体験し、その上で生徒と一緒に安全利用方法を考えてみてはいかがでしょうか。校長をはじめとした管理職で連絡用LINEグループを作ってみるとか、匿名でTwitterのアカウントを登録して、どんなツイートな行われているか検索してみるとか、体験方法は様々です。

とにかく、知らない・やらないから脱却して、子どもたちの世界に1歩踏み出してみて下さい。彼等の思いの一端に触れることが必ず出来るはずです。

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山口時雄(やまぐち ときお)

ICT教育ニュース 編集長

日本大学法学部新聞学科在学中から映像業界で活動。フリーの映像作家を経て、1986年(株)フレックス入社。NTT関連の広報活動、通信イベント等多数参画。1990年~93年テレビ朝日「ニュースステーション」ディレクター。1994年~フレックス報道担当取締役。2003年、メディアコンサルタントとして独立。2013年~現職。

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