【林 隆樹】グローバル人材の必要性と実態

保護者を満足させ受験を見据えた海外留学のすすめと取り組み方

そうは言っても増加している海外留学ではあるが

前回は「子どもたちを留学させたい9 割の親」と「留学したくない6割弱の高校生」の話を書きました。しかし、そうはいっても2012年度から日本人の海外留学は増加はしています。今回は進学に向けての高校留学について話を進めていくつもりでしたが、もう1回だけ日本の留学の推移と現状また、世界との比較におつきあい下さい。

下の「日本人の海外留学状況」では2011年を「底」にしてやや上向いています。これは社会人、大学生等も含めた数字です。それまでグローバル化に伴い当然のように増加してきた留学生人口ですが、2001年のアメリカの同時多発テロ、2003年のイラク戦争、また2008年のリーマンショック等の影響での下降線も見られますし、その影響だけでなく、「若者の内向き志向」といわれた社会現象の影響、また、日本の出生率の問題により高校生人口はこの20年で2割も減少しています。

下のグラフは、私が専務理事を務める一般社団法人JAOS海外留学協議会(注1)内での統計ですが、2011年より中学・高校での留学者数は確実にふえています。

高校生人口の減少を考えればかなりの増加といえそうです。注1)一般社団法人JAOS海外留学協議会は1991年に設立、留学事業者の同業者組合で留学業界のガイドラインの制定、留学カウンセラーの育成等留学業界全体の向上に努めています。

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