【大村伸介】目標を立てる
明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年は、全国各地の先生方にお会いしました。また、研修会や講演会、オープンスクールなどのイベント等に招聘いただき、新たな出会いに感謝をしております。
新たな年を迎え、今年も精力的に活動して参ります。
先生方におかれましては、新たな年を迎え、気持ちも新たにされていることと思います。また、先生方のみならず、生徒たちもこの1年に向けての目標や決意を持っていることでしょう。
かくいう我が家でも、小学校の伝統的(!?)宿題、書初めなるものを次女がしておりました。お題は、今年1年の目標。
『忘れ物をしないようにする』
丁寧に書き上げた書初めを持った次女に感想を求められました。
「うーん、目標だよね?パワー出る?」
と尋ねますと、
「・・・出ない。」
と答える次女。
「そもそも忘れ物って何?」
「えー、持って行っていないもの」
「うん、じゃあさ、忘れ物をしないってどういうこと?」
「うーん、必要なものが全てあること」
「そっかぁ、それってどうやったらできる?忘れ物をしたときと、していないときの違いってなに?」
「えーと、前の日に準備して、行く前にちゃんとチェックしてるときは忘れ物ないなぁ」
「へぇー、そうなんだ。じゃぁ、もう一回聞くよ。忘れ物をしないんじゃなくて、何をしているの?」
「うん??うーん、準備を前の日にしてる…あっ、そっか!」
「ん??」
「パパ、忘れ物をしないんじゃなくて、準備をちゃんとしてるんや。書き直してくるわ」
そうやって再び部屋に籠った次女に長女のアドバイスも加わり、書き上がった書初めは、
『前日準備万端』
「書いてみてどう?」
「うん!こっちのほうがいい!しっかり準備する1年にする!」
結果は、1年後、私と妻は次女を見守り、支援をするだけです。