志願者数・生徒数の確保・拡大①

合説は直接接触の機会。“最初の出会い”にこそ、印象的な演出を。

入試広報においては貴校の魅力・強みを単発ではなく多角的・重層的にアプローチすることが重要ですが、中でも私学展等の合同説明会や進学ガイダンスは、生徒・保護者が情報収集を行うファーストステップであり、学校側としてはターゲットに直接接触できる貴重な機会となります。つまり、この合同説明会においてブースに足を留めさせ、好印象・共感を与えることは今後の志望校選定においても大きなアドバンテージとなることは間違いありません。今回は「学校を知ってもらう」、「志望校の選択肢の一つに入れてもらう」ために、印象に残るブース装飾・活用ツールについてポイントをまとめました。

シンボルマークの設定等、校名に留まらない装飾を

合同説明会にとっての成功は、「ブースに人を集めること(集客)」そして「確保した生徒・保護者を次のステップにつなげること(動機形成)」となります。生徒・保護者は一つの学校に絞って参加することもありますが、多くの場合は複数のブースをまわりパンフレットを収集する等、多数の情報を取得することを目的として合同説明会に参加します。貴校のブースに足を運ばせる集客力を高めるために大切なことは、当然ながら「ブース装飾効果の最大化」ですが、遠くからでも目を引く印象的なブースデザインであると同時に、ポイントは学校名のアピールに留まらない独自価値の訴求です。例えば近年の全国の私学展ブースの傾向として、小さなポスターを並べて貼るのではなく、大判ポスターを貼りインパクトで勝負する学校が年々増えています。このような状況において他校よりもさらに強い印象を与えるためには、シンボルマークやキャッチフレーズ、キーカラーを設定し、大胆な装飾に特化するとともに、学校名だけでなく独自の強みや特色を一目で印象的に打ちだすことがブース集客につながります。留意点としては、あまり多くを説明しすぎないこと。あくまでブース装飾の目的は生徒・保護者の興味喚起であり、足を留めさせることができれば詳しい説明はその場で行うことができるので、ブース内のポスターやパネルで多くを説明しすぎないシンプルなものを目指す観点は必要でしょう。

情報収集の「気軽さ」も、集客増加の要因に

また情報を収集する際の「気軽さ」も集客につながる要因となります。あまりにしつこい誘導は却って敬遠されるもの。例えば、教職員の話を聞かずともまずはさっと情報を収集できるように、資料等を手軽に持ち帰れるフリーラックの設置、自発的に閲覧できるブース側面の説明パネルの掲示は効果的であり、それらを通路からよく見える位置に設置することで、自発的・能動的な情報収集を促し、結果的に多くのターゲットがブースに立ち寄ってくれることとなるでしょう。さらに近年、“ブースでの説明はリーフレットに基づき要点だけを抽出して、パンフレットは家に帰ってじっくりと”といったように、限られた時間の中で学校の強みを端的に説明できる簡易リーフレット・ダイジェスト版リーフレットを用意する学校も少なくありません。関西においては年々、私学展開催の時期が早まり、パンフレット制作が間に合わないという状況も踏まえると、今後ダイジェスト版リーフレットのニーズはさらに高まることが予測されます。

近年の傾向は、「体験型ブースづくり」

最近の合同説明会ブースの傾向についても整理しましょう。全国共通で言えることは大判ポスターのかわりにタペストリーを使用する学校が増えているということ。単年ではなく複数年使用できるように、デザイン性の高いタペストリーが関西でも関東でも多く用いられる傾向にあります。またブース装飾だけでなく、マスコットキャラクターの着ぐるみ、オリジナル手提げ袋、タオル等のノベルティを用意し、会場全体の中で目立ち、学校認知・ブース集客へつなげる仕掛けに力を入れる学校も少なくありません。さらに、ICTやARを用いた展示事例も年々増加傾向にあります。大画面のデジタルサイネージを設置して学校紹介映像を流す学校や、制服の試着体験等をAR技術で行うなどスマフォアプリを活用する学校も見られるようになっています。その他には、グローバル教育を訴求するブースが多い傾向にあり、地球を象徴的に扱ったシンボルマークの作成や海外フィールドワーク等のパネル展示とともに、実際にネイティブ教師がブースに立つ学校も増えています。生徒・保護者の求めている情報や、他校のブース装飾の傾向も踏まえた上で、印象に残る装飾とともに様々なツールを活用した「体験型ブースづくり」が来場者に足を向けさせるには必要かもしれません。


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