編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

私塾のトップに聞く:碓井 裕章代表取締役社長(郡山市)

【ベスト学院株式会社】育てたい、次代を創る力。

2011年に起きた東日本大震災後、風評被害の影響で福島県の人口はかなり減少傾向にあり、特に学齢人口の減少による影響が目立つ。県中央部の郡山市においても小中学校の統廃合がいくつかあった。その中にあり、ベスト学院(ベスト学院進学塾・BHS ベスト学院ハイステージ・東進衛星予備校)は、福島県・山形県に70教室を展開し、集団指導だけで生徒数5000名余りを指導する注目の地域一番塾である。
現状の課題と今後の方向性について、代表取締役社長の碓井裕章氏に郡山市で取材した。

5つのブランドで堅実に成長中

千葉 創立は1983年ですね。どのような経緯で塾を開校されたのでしょうか?

碓井 須賀川市の市議会議員もしていた細谷松雄会長が創業し、その後私が塾経営を任されました。個人塾的影響の強かった塾を、業界内外のいろんな方に学びつつ、組織化するしくみ作りを担ってきました。26歳で中途入社して、32歳から本部長・副社長を歴任し、5年前の41歳の時、社長に就任しました。

強い塾が近くにあったので、そちらをベンチマーキングしつつ、小中生の公立高校受験コース・東進衛星予備校の高校部・偏差値60以上のトップ生を指導するBHSハイステージ(小中学部)・自立館(幼稚園年少から高校生)・英語教室の5つのブランドで、内部充実を図りつつ質の高い組織経営を目指してきました。単なる教師集団の塾ではなく、社員も経営戦略を学んで様々な視点でビジネスの方向性を模索できる組織を目指しています。

千葉 社員構成での特色などありますか?

碓井 女性は全体のおよそ二割です。教室数は70ですが兼務もいるので全体では40数名が教室長という立場です。

接客や営業もできる人材が欲しい

千葉 ブラック問題などで人材不足の続く教育界ですが、こちらはいかがですか?

碓井 まず個別指導部門がなく集団指導だけですので、正社員120名での運営です。また、実績的にも規模的にも地域NO.1となっている教育サービス企業なので、幸いにも人材確保にはあまり困っておりません。ただし、単に教務が出来る人ではなく、接客や営業もできる人を採用して育成するようにしています。

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