【大村伸介】人生目的Beingを立てる

 2月に入り、受験真っ只中、先生方におかれましては、気が気でない毎日を送られていることと思います。また、自校や自塾に目を向ければ、新年度生徒獲得に向け、昼夜奔走されている時期ですね。激務が続くこの時期、どうぞご自愛ください。

 さて、今年は2018年、そうです、2018年問題を迎える年になってしまいました。

2018年問題
日本の18歳の人口が2018年頃から減り始め、大学進学者が減っていくこと。日本の18歳人口は、1992年の205万人から2009年の121万人へと激減したが、この時期、大学進学率が27%から50%に伸びたため、進学者は逆に増加した。2009年以降の18歳人口は、ほぼ横ばいの状態が2017年頃まで続くが、推計では2018年以降減少に転じ、2031年には104万人まで減る。大学進学者数については、進学率も伸びないと予測されるため人口減少分がそのまま影響し、2018年の65万人から2031年には48万人にまで落ち込むと見られている。2014年時点で4割の私立大学が定員割れの状態にあり、2018年以降は潰れる大学が、私立だけでなく地方国公立大学にまで及ぶと懸念されている。

【知恵蔵miniより】

 大学が淘汰されることで、確実に高校、中学、そして予備校、学習塾にもその影響が及びます。先月号で、明けましておめでとうございます、と申し上げましたが、我々を取り巻く環境はあまりめでたくはないようです。

高大接続システム改革との連動

 これからの大学入試は、「ディプロマポリシー」で卒業生像を示し、その養成のための「カリキュラムポリシー」を策定し、さらに、そうした大学教育にふさわしい学生を入学させるための「アドミッションポリシー」を明確にした上での選抜になります。各大学はこの三つのポリシーを整備し、ふさわしい学生の選抜が求められており、ただ志願者を集めるだけでは済まされなくなってきます。このことと、2018年問題は連動していくことでしょう。

 加えて、2020年以降の入試では、学力に加えて思考力や判断力、さらに、クラブやボランティアなどの活動歴や留学経験などを総合的、多面的に評価する、丁寧な選抜が求められています。

 いうなれば、2018年問題が、大学全入時代になり大学生の学力低下が叫ばれる中、高等教育の場としての大学がどうあるべきかを問いかけているともいえます。

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大村 伸介(おおむら しんすけ)

(株)成基総研 コーチング室 室長

集団指導塾を経て、2004年株式会社成基入社。

教室長、エリアマネージャー、本部長補佐、副本部長を歴任。

現在は、教育コーチング、パパママコーチングセミナーのトップ講師として教職員研修、保護者講演会等で全国を飛び回る。

日本青少年育成協会認定上級教育コーチ・認定A級トレーナー、主任研究員

ohmura
▼『アクティブラーニング』の過去記事を読む

【2018/1月】目標を立てる

【2017/12月】ゆるゆるに緩めてみる

 

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