編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

私塾のトップに聞く:林 明夫代表取締役社長 (株式会社開倫塾)(栃木県)

【株式会社開倫塾】独自の取り組みで、世界を目指す。

 ダーツの旅、今回は栃木県。1979年に創立した開倫塾は2018年10月で創立39年を迎える名門塾。東京都・栃木県・群馬県・茨城県に91校舎を展開し、塾生数7000名を擁する。
 林明夫社長は慶應義塾大学法学部法律学科の出身で、異業種の経営にも学んで塾経営に取り組んでいる。特に「経営品質向上」の取り組みでは、栃木県にその名を知らない経営者はいないと言われる。
 いま学習塾の経営に何が必要なのか、人材確保の秘策は何かなど多岐にわたり取材した。

新規事業として東京の下町(4区)に31校舎展開中

千葉 貴社の正社員数と校舎数と塾生数などを教えてください。また、最新トピックスがありましたら教えてください。都内に進出されたと聞きましたが。

 正社員は、これまで120名でしたが、東京都内での校舎展開のため200名になりました。校舎は東京都・栃木県・群馬県・茨城県の1都3県で91教室、塾生数は約7000名です。

 東京都では、葛飾区に10校舎、荒川区に5校舎、墨田区に5校舎、そして足立区(6/24〜)に11校舎の計31校舎開校です。人口5万人に1カ所という比率で設定しています。形態は森塾(スプリックス)様の教材を使わせていただいている個別指導で、先生1人に塾生4人の1対4となっています。

千葉 都内の教室のスタッフは学生講師などもいるのですか?

 いえ学生講師はあまりおりません。正社員の専任講師が各校舎2名以上で担当しており、今回60名以上の正社員採用となったわけです。1コマ50分で月4回指導の月謝は5000円と敷居の低い設定にしてあります。

千葉 新規事業として「日本語学校」もスタートしますね。

 はい、すでに今年の10月1日からの開校に向けて生徒募集を行っています。ベトナムやネパールなどからの生徒受け入れを準備中です。初年度は60名を見込んでいますが定員を満たすか少し不安です。講師としては、主任の先生を含め日本語教師の資格のある先生を採用しました。日本語学校の校舎は、自己物件か賃貸20年以上が条件です。開倫塾日本語学校としては、足利市にある開倫塾所有の校舎を使用します。次年度は定員増を目指します。又、複数の校舎展開に向けて足利市の校舎で日本語教師育成も行う予定です。

生徒にとって『自らの学び』こそが大切

千葉 HPの「塾長メッセージ」は具体的な内容でいいですね。狙いは何でしょうか?

 教える側の役目として、「自らの学びが大切なのだ」という塾生の気付きを促すことが重要であると考えており、毎回、学びの力をつけるための具体的方法や社会に出て役立つ力について、できるだけ具体的に書くようにしています。社員や塾生の保護者、地域社会の皆様、さらには学校の先生方にも読んでいただいているようです。

 開倫塾の先生は、「武者語り」として、授業の中で数分間、自分の体験や役立つ知識等を塾生に語り、気づきを促すようにお願いしています。こうした先生のカウンセリング、そして自習スペースの活用によって、塾生が自ら学ぶ力を育めるようにしているのです。

習っただけに終わらせない開倫塾の英語

千葉 「英語の開倫塾」としての取り組みを教えてください。

 教材会社の協力を得たり、アジア各地からの留学生を先生として確保し、習っただけでは終わらせない開倫塾の英語により、英検取得や学校の英語学習にプラスした力をつけられるようにしています。

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