編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

私塾のトップに聞く:下屋 俊裕社長 (株式会社市進ホールディングス)(東京都)

【株式会社市進ホールディングス】教えることを通じて『人を創る』市進のDNAは様々な教育関連事業に脈々と受け継がれている

1965年の創業から53年がたち、学習塾業界をつねにリードし続けてきた市進教育グループは、本業を重視しつつ教育を基軸とした新たな事業展開を続けている。生徒のため社員のため、そして日本の教育のため、学習塾業界のパイオニアでありリーダーであり続ける市進教育グループ。その強みと今後の課題について、下屋俊裕社長に取材した。

底を打って、今後は攻めの展開へ・・・

千葉 貴社IR情報はHPで確認させていただいていますが、新規事業展開、新規開校予定など最新トピックスがありましたら教えてください。

下屋 学習塾部門の生徒数は、市進・個学舎・茨進ともにプラスでスタートしています。しかし、このプラスを減らさないように、夏期講習、冬期講習でさらに増やしていきたいと思っています。

●市進グループ
(株)市進HD、(株)市進、(株)個学舎、(株)茨進、(株)アンドゥ、(株)ウイングネット、(株)まなびソリューションズ、ジャパンライム(株)、(株)江戸カルチャーセンター、(株)市進ケアサービス、(株)時の生産物、(株)市進アシスト、(株)市進インディア、(株)市進ラボ、(株)アイウイングトラベル
◯持分法適用会社 (株)GIビレッジ、(株)SIGN-1、(株) TOKYO GLOBAL GATEWAY
◯非連結子会社 香港市進有限公司
◯関連機構 特定非営利活動法人 次世代育成フォーラ ム・リスタ

旅行会社をグループ化して新たな展開

千葉 グループ内での好調部門と改善に取り組んでいる部門について教えてください。また、介護事業の市進ケアサービスなど教育事業以外の部門の現状について教えてください。

下屋 介護事業は5年目を迎え、軌道に乗りました。赤坂の日本語学校「江戸カルチャーセンター」と香港の現地法人が運営する「東亞語言文化學校」は両校とも順調に推移しています。学童事業については、塾と異なり両親が働いているために来ている子どもたちですので、スタッフの研修に力を入れています。学童は各学年毎に募集し、3年で定員が埋まるようにしていますが、「流山おおたかの森」は昨年3年目で黒字化し、今年3年目の「八千代中央」が予約キャンセル待ちの状態です。また、「奏の杜」も順調に推移しています。勉強に関しては学校の宿題だけをしっかり見るということを保護者に伝えています。むしろ、田植えや収穫、お米の販売など非常に多くのイベントを行う体験型の教育プログラムが評価を得ているのだと思います。

 直近では、関西に拠点を置く旅行会社である「アイウイングトラベル」にグループに加わってもらいました。本来のオーダーメイド型の国内外旅行プランの企画・手配サービスだけでなく、当社および関連企業の旅行プランの企画・手配や出張の手配なども手がけるようになっています。それに加え、グループ内の合宿だけでなく地方の学生が受験する際のコーディネート、ウイングネット提携塾で希望があれば夏期・冬期の合宿を手がけていきたいと思います。さらに、(株)市進HD、(株)学研HD、(株)博報堂、(株)エデューレエルシーエー、一般財団法人英語教育協議会の5社の出資による東京都英語村「(株)TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」の合宿や当社グループでのイングリッシュキャンプなども手がけていければと思っています。

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