【林 隆樹】グローバル人材の必要性と実態

保護者を満足させ受験を見据えた海外留学のすすめと取り組み方

前回までの流れ

 「政府・行政機関」のテコ入れによって、下降してきた留学人口が少しずつ上向きになってきました。この「留学追い風」の中、「高校生での1学年間留学」を経ての日本の大学への進学の話をしました。また留学人口が減った1つの原因は独断的に「母親の持つ安定志向の子供への悪影響」であるとも断定しました。いきなり「1学年間高校留学」が厳しければその前に「短期海外研修」を中学生のうちに体験することもひとつのポイントであるとも話しました。

かわいい子には「留学」をさせろ

 さて、今回は「留学」を阻害する、「保護者の安定志向意識」について少しお話しします。正確には「保護者の過保護性」ということになると思います。これは「留学」に限らず、読者の皆さんも、この問題には頭が痛いところがあるのではないでしょうか?教場で一所懸命に生徒指導をして、せっかく良い方向に生徒達が向かっていこうとしているのに、保護者からのヨコヤリで教育効果がでない…という経験が少なからずあるのではないでしょうか。「かわいい子には旅(苦労)をさせろ。」「留学」は当然「苦労」でもあり、いつの時代でも親は「かわいい子だから旅(苦労)をさせたくない」、だからこそ、この戒めのことわざがあるのではないでしょうか。

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