編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾REAL】vol.27 エイスウclub 全国主要塾の2019 生き残る戦略を探る

E塾 -『定額制で借りるか? 買うか?』

 「少子化進行だが、あきらめずに集団指導にこだわりたい。また、社員とのコミュニケーションを地道に取り組みたい。高校部での反省は、方針がよくてもしかるべき人の伝える力、それを浸透させる力が必要でありHow toに注意したい。

 集団で英検専用のチラシで、効果の高い教室を見習って全体を英語力強化に努めたい。英検を含めた三検定は今後も塾で売りになる。

 子会社の合判テストで当塾の塾生の受験率が低くなっていると思ったら、一般生がかなり増えていた。4~5年で毎回1割ずつ増えていて、全体では2万名近くになっている。他塾の生徒もいれば塾に通っていない生徒もいて、県の公立高受験生の3割が受けている。これを新たな資源として塾生にできたらいいなと考えているが、とりあえず無理はしない。時代は安価なものを買わないで贅沢なものを借りて使う時代でもあり、それを見極めた上で攻めていきたい。トヨタレンタリースにパナソニック、そしてフレンチレストランやファッションなど、定額制でレンタルするものが増えている。塾は元々定額制だったが、買わなくて済むものと本当に買わなければならないものを分けていけば、もっと教育ニーズを掴むことができるかもしれない。

 社員の働き方改革は生徒の学び方改革につながると考えており、しっかり買ってもらった上で、4ステージになったライフシフトのどの部分で塾を活用してもらえるか探っていきたい」

F塾 -『小学校低学年は読書と英語』

 「英語のイベントで、昨年はイケメン外国人のお笑い芸能人を呼んだが、今回も外国人タレントを呼んで900人の定員ですぐに締切、しかも一般の人が多くて驚き。昨年は、半分塾生だった。幼児の英語はまだいける。

 現在小学6年生=新中1年生の募集がとてもよくて、やはり大学入試改革で一番あおりを食う学年からなのだなと捉えている。そのニーズに対してどれだけ最新の情報を提供していけるかが勝負になるだろう。

 小学校の低学年は算国という科目を使わず、読書と英語、そして国語に特化した指導(算数は個別指導)を行う。算国は小学校4年生から。学び改革でどういう反応と成果があるかまた報告したい」

G塾 -『もっと各校舎のカラーを濃くする』

 「うちの塾で1校舎のみ大学受験のライブ指導をやっていて、早慶上智のテーマに絞って満員御礼。これは卒塾生中心にトップの生徒で揃えてあるから。

 校舎それぞれの地域のテーマに絞って生徒募集と指導をやれば、その校舎のカラーが濃くなって他塾との差別化が図られ運営が軌道に乗って行くのかなと思っており、全体でも色をはっきり出した経営を心がけたい。どの層の生徒が全体の何%なのか明確にして、それに対応した指導体制や進路指導をする必要があると思う」

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