編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾REAL】Vol.30 開塾から5年、口コミで生徒が集まる塾に

時代の変化に柔軟に対応したい

千葉 「教育ICT化」が一部で加速していますが、貴塾の取り組みと今後の姿勢について教えてください。

櫻田 文京区の中学は、ICT化に積極的ですね。私は「不易」と「流行」の2つの両立が重要だと思います。時代の変化に合わせて、プログラミング教育や映像教材の活用なども検討しますが、残すべきところはそのまま残し、軸足がぶれないように心がけています。

長谷川 たとえば、映像教材としての理科実験などもありますが、Musashiで開講している「理科実験教室」では、イワシなどの生魚を使った本格的な解剖、川に住むプランクトンをiPhoneで撮影する、100円ショップにある材料で真空ポンプを作るなど工夫した講座展開をしています。

教え子たちが戻ってきたくなる塾作りをしたい

千葉 個人的な夢もしくは塾人としての目標などお聞かせください。

櫻田 私は仕事が趣味のようなものです(笑)。長谷川とよく話しているのは、教え子が大学生になって、将来的に「この塾で一緒に働きたい! 」と言ってもらえる塾にすることです。かつて生徒だった人が、私を相手に模擬授業をしたり、指導している生徒について話し合ったりすることが増えています。このような塾を続けていけたらと思っています。そして、彼等が進学先の学校で学んだことを生かし、Musashiに「新しい風」を常に吹かせてくれることを願っています。

長谷川 私の趣味の一つが史跡を巡りです。今は関東周辺しか行くことができていませんが、60歳を過ぎて余裕ができれば週2~3日を塾で教えて、残りを全国各地の史跡巡りをするような生活をしたいです。仕事と趣味の両方を楽しめたらいいですね。さらに昔から興味がある邪馬台国の謎を解き明かせたら最高です。

(2019年7月9日、東京都北区中里の進学塾Musashiにて取材)

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