【大村 伸介】未来への準備

体育祭に文化祭、修学旅行に校外学習・・・行事が目白押しの秋ですね。暑さが落ち着いていますことを願いつつ、9月4日現在、汗を書きながらこの原稿を書いております。

それにしても、天変地異が最近多いですね。9月になってまだ4日ですが、記録的短時間大雨情報が地域を問わず発表され、各地で甚大な被害が出ております。ちなみにこの原稿を書いているまさに今、京都市内でも大変な豪雨と轟雷です。被害に遭われました地域の皆様には、衷心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興をお祈りいたしております。

今までと変わらない光景

私の連載でも折に触れてお伝えしていますが、大学入試改革に始まり、新学習指導要領、そしてSociety 5.0に代表される未来の教育現場が目指す姿・・・いま、かつてないスピード感を持って、教育現場、環境は変化を遂げています。

私の講演会や研修会でも、それらに関する情報はいち早くお伝えしていますが、先日驚かされましたのは、およそ100の先生方を対象に講演会をした時のことです。さすがに、大学入試改革、新学習指導要領と目前に差し迫ったものはみなさん良くご存じなのですが・・・EdTech? 未来の教室?? Society 5.0??? ご存じの方に挙手をしてもらいましたが、手を挙げられたのは1割未満・・・。

「文部科学省と経済産業省・・・所轄が違うからですか!?」

皆さん笑っておられましたが、ちょっと笑ってもいられないこの現実・・・。手を挙げられた先生方も

「詳しいことは・・・」

と及び腰・・・。これが、現実なんだろうと受けとめました。

今までと違う光景

「本当に大学入試改革なんかできるんです?」

「主体的な学びとか流行ってますけどね、生徒は訓練してナンボなんですよ! 学校は訓練の場でしょう!?」

「人工知能が人類を超える(シンギュラリティ)なんてニュースでやってますけど、そんなこと、あり得るわけがない!」

つい4、5年前の反応です。一種の定型句といってもよい反応でした。そうそう、定型句といえば、

「あんた(ら)は文部科学省のまわし者か!」

というのもありましたね(笑)。

ところが、今回の講演会の反応はどうでしょう。

「社会の変化についていけていない教員の特性を感じました。井の中の蛙になりがちな自分を反省しています」

「校長など管理職から聞いたような聞いていないような・・・これだけ重大かつ急激な変化とは思いもよりませんでした・・・」

「教員の役割が変わることの大切さを思い知りました。同時に根本にあるものは変わらないということも感じました」

少なくともこれから起こる未来を受けとめられています。

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