【林 隆樹】グローバル人材の必要性と実態

保護者を満足させ受験を見据えた海外留学のすすめと取り組み方

はじめに–グローバル化ということ

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当然のことながら子どもたちは未来へ生きています。

今年の春に中学1年生になった子どもは10年後には社会に出ることになります。「社会とは助け合う仕組」のことで、社会に出るとは、その「助け合う仕組」に「参加し、貢献する」ことです。

そして皆さんも痛感されているように、今、その「社会」が、つまり、日本そして全世界が未だかつて経験したことのないほどの大変な勢いで「グローバル化」しつつあります。

「Globe・グローブ」は天体としての地球を表す言葉で、「Global・グローバル」は「地球的」という意味になります。つまり、交通・通信・輸送などの発達によって様々な事柄、政治、経済、文化、また災害・事故・紛争までもが「地球的規模」で影響しあう社会が「グローバル社会」です。

様々な現象を「日本国内のみ」で考えることはできず、73億人の人間が住む地球について「地球規模の思考方法」で考えなくてはなりません。

教育手段としての「海外留学プログラム」は海外での生活体験を通して「他文化」を学び、同時にその他文化の中で、日本人として扱われ、また行動することで、子どもたちは「日本に、或いは日本を知らなかったことに気付く」ことになるはずです。「外国語コミュニケーション能力」も生活体験を通して習得します。これらの体験から子どもたちはそれぞれの「地球規模の思考力」を伸ばしていくはずです。

これまでは、海外に興味のある子どもたち、外国語、外国文化が好きな子どもたちが「留学・国際交流プログラム」に参加し、自分の得意分野を鍛え「地球規模の思考力」や「外国語コミュニケーション能力」を伸ばして社会貢献してきました。

しかし今後、これらの「地球規模の思考力」や「外国語コミュニケーション能力」は、個人の「好み」や「適性」によるものではなく、「社会人としての基本必須能力」としてますます必要になってくるはずです。キャリア形成、仕事ということだけではく、グローバル時代に生きる日本人として必要になるはずです。

さらに以上2つの力の他に、例えば、高校時代の1学年間の留学では、親元を離れて、全ての人間関係を「0」からスタートすることを通して、人は一人では生活できず「助け合って生きている」ということに気付くはずです。それに気付くことこそ大人への第一歩であり、「自立心・人間力」と言ってもいいかもしれません。

さて、このような「グローバル化」の中で保護者達、また高校生の意識はどうでしょうか?

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