全国主要塾最新レポート[前半] 隠しても 何かやれば バレンタイン

A塾・・・『塾検とは?』

「今年は雪が少なく、雪不足が水不足につながる不安もありますが、冬期講習は生徒全員休まずに来てくれました。しかし塾の人不足は解消されそうにありません。JJA公益社団法人全国学習塾協会の『塾検』というものがありまして、指導者認定だけでなく、集団指導2,1級の試験があります。DVDもありますので、是非ご興味がありましたらお知らせください」

 

B塾・・・『小1にも英語教育で成果』

「小学校では、小学1年生にも英語指導をしていますが、現在進行形まで授業が進み、他教科にも影響を及ぼして、学習意欲と生徒全体の学力が向上しています。中高は県内の公立私立学校の先生をお招きして見学会を開きましたが、大学入試改革を控えてか、見学会後に活発な授業討議が行われました。これは定例化して、微力ながら県内の教育の質向上に貢献したいと思っています。

塾の方は、教育サービス向上の一環として、プログラミング教育と小学生の英語コースを設定していますが、プログラミング講座はS社の教材を使うことになり、英語も決まりかけています」

 

C塾・・・『12のしつけとは??』

「あまり知られていませんが、当県では台風19号により河川の氾濫などでかなりの浸水被害が出ていて、当塾も1階にある数教室が浸水してパソコンやコピー機などが壊れました。今後の台風被害を想定すれば、塾にあるパソコンやコピー機などは出来るだけ高い場所に設置した方が良いと思います。

県内のA市にあるフラワーパークも2mの浸水でほぼ全滅状態でしたが、人海戦術で綺麗にして先日開園しました。人の助けというものは素晴らしいですね。

昨年、塾の創立40周年を記念して100万人コンサートを続けてきて96万人になりあと4万人で達成です。一般の演奏だけでは食べられない音楽家の人たちに5万円のギャラを支払って本物の音楽を目の前で演奏してもらいますが、やはり迫力が違います。狭い教室で演奏してもらうので申し訳ないですが、誰一人文句は言いません。

創立41年目となりましたが、改めて『12のしつけ』(学習習慣、感謝の心、整理整頓と掃除、美しい立ち居振る舞い、靴を揃える、勉強の仕方・・・など)について徹底しています」

 

D塾・・・『魅力あふれる教育業界にしよう!!』

「毎日新聞とNHKで、S県に進出した塾の双方向授業が紹介されました。最初興味のなさそうな記者が途中から前のめりになり感動して記事を書いてくれました。子供が主役だからですね(笑)。S県で3校出していますが、大変な苦戦。しかし、学校がやっていないことを塾でしっかりやる意義を感じています。とにかく読解力をつけさせたい。

一番困っているのは採用ですが、他業種がダメな時の最後に塾ですから、もっと教育業界に魅力があればもっと人材が集まるのにと思っています。他業種に勝てるような業界に皆さんと一緒にしていきたいですね。具体的に言えば、情熱をもっと燃やせる職場環境作りをして若い人たちが活躍して元気な業界にしたいのです。

日本語学校についてK塾のH先生に教えてもらって取り組んでいますが、指定官庁のヒアリングでいじめられています(笑)。日本語学校の経営者は塾とは違う・・・とか(苦笑)。ぶつかり合って、主張すべきことは主張しており、なんとかクリアするでしょう・・・ただ、中国があのような状態なので、生徒募集がしばらく大変そうですね」

 

E塾・・・『たった20日でも学力は伸びる』

「ビジネスの挑戦は100やって1か2当たるという低い確率だが、引き続き挑戦していきたいと思います。ちょうど東京大学の出願最終日で、全体の80%ほどが決まっていますが、今回のセンター試験が前年対比-20点なので、かなり難しかったことがどう影響するか心配です。入試当日まで、あと20日ですが、この短期間でも現役生はまだ伸びるので、私も全力で指導にあたりたいと思います」

 

F塾・・・『より良い人材を獲得したい!!』

「当社はまさに原点回帰ということで、システムとかコンテンツとか毎年色々と更新されますが、それを使う人がどうなのか? もう一度真剣に切り込んでいきたいと思っています。

いま採用でより良い人材を獲得するために全社で一致団結して取り組んでいるところです。大手T塾がグループに入ったことで採用が有利になっていくことを祈念しています。

塾として、教えることの素晴らしさ、塾の良さを顧客にどう伝えていくか? これを最優先に内部改革をしていきます。

9年前になりますか、中学受験塾のK塾をグループに入れましたが、当初の生徒数は272名でした。それが5年間で700という大きな壁を越え、現在1100名です。ようやくここまで来たという感じですが、ご存知のように中学受験塾は毎年この時期に小学6年生が全員いなくなってしまいます。したがいまして、大手塾としての奢りは絶対に禁物で、一個人の塾の感覚で、生徒の保護者とどうつながるか? それだけを考えて地域に根付く塾になっていきたいと考えています。

T塾の改革も現在進めており、こちらも何らかの壁を越えることが出来れば、新しい未来が見えてくるものと思います」

 

G塾 ・・・『改革は多岐にわたり進行中』

「冬期講習から1月にかけてですが、消費増税の影響はほぼなくて、数%苦戦はしましたが、最終的に前年並で、現場がよく頑張ってくれたかなと思っています。10月から1月までの4ヶ月、改革が多岐にわたり進行中です。たとえば中学受験コースの見直しや値付け、集団指導の教師の意識改革などです。首都圏採用については、これから期待出来る部分であり、成果については今後報告させていただきます」

 

H塾・・・『まだまだ新規開拓できる?!』

「生徒に対してしっかりとやるべきことをやるというスローガンのもとに、たとえば挨拶を必ずするとか、徹底しました。その結果でしょうか? 夏は107%冬は110%と前年の講習会よりプラスになりました。また、2月公開テストも外部が増えて110%、3月からの新規も前年を越えてきています。

人材についてですが、研修というよりも心構えとして、生徒が一人塾に来てから最後の一人が帰るまで、気を抜かず一生懸命に面倒みるようにしています。また、各地域の学校を知って、定期試験対策などを徹底するようにしています。M県の学齢人口は年々減っていますが、今シーズンの当塾生は増えているので、まだまだ新規開拓の可能性があり、もっと頑張りたいと思います」

 

I塾・・・『地域格差の見極めが大事』

「小学校低学年の国語でV社の教材を採用していますが好評です。2歳からの英語は全社で取り組んでおり、ネイティブも採用し、この2年で5校から21校に増えました。

失敗は勉強と考えて、最近は見切りを早くして、新校舎で上手くいかなければ、長くやらずすぐに閉めます(笑)。最近3校ほど閉めましたが、やはり地域格差の見極めが大事ですね。

中学生クラスでオンライン英語を組み込みます。当塾の地域は公立高校入試の英語が全国一難しいので、破壊的創造という観点で生徒を鍛え直して合格実績を高めていきます。個人的な意見ですが、これからは教室が多すぎるのがリスクになるかもしれないので、上手く整理しつつ、当塾に合った地域で生徒を増やしていきたいと思います」

 

塾爺の独白

「各社多彩なツールをアウトソーシングしとるようじゃが、今の流行はプログラミング、AIロボットと低学年の英語や習い事。幼児から小学校低学年という裾野を広げて生き残りを図っておるが、本来の収益の柱である受験層の取り込みと指導を疎かにせんようにな。一部・・・受験学年の先食いでバランスが崩れてきている塾もあるやに見えるからな。