編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾REAL】Vol.33 独立したエドベックを通して教育業界への恩返しをしたい

中萬学院グループの一員であったエドベックは、今回のさなるグループによる中萬学院グループの持株会社の全株式取得に伴う再編の中で、独立した存在で稼働していくことになった。すでに様々な面で組織再編と商品ラインナップの絞り込み、開発が行われ、教育業界に向けて新たな提案も可能となっている。特に語学教材の開発と販売では自他共に認める「最強の教材開発・販売会社」であり、最新の教育ICTにも対応している。現状の課題と今後の方向性について、トンクス・バジル社長に取材した。

 

より独立した立場で教育ニーズに応えたい

株式会社エドベック 代表取締役社長 トンクス・バジル氏

千葉 去る10月、中萬学院グループの持ち株会社である株式会社ビジョンポートがその全株式を株式会社さなるへ譲渡するという発表がありました。これに伴い、元中萬学院グループである株式会社エドベックは中萬学院グループとの資本提携を解消し、名実ともに独立されました。当件につきまして、一言コメントを頂戴できますでしょうか。

バジル 私塾業界の一部では当件について、驚かれた方もいらっしゃるかと存じます。しかしながら、エドベックはここ数年にわたり、組織の完全なる独り立ちを目指して、組織面、資金面のいずれにおいても、計画的に準備を進めてまいりました。そのため、ある程度、独立する準備ができていました。

中萬学院とはこれまで通り良好な関係でお取引をさせていただきますし、今後は、より一層、当業界の発展のため、中立的な立場で様々なソリューションを提供できるのではないかと考えております。

 

多様化する語学教育全般の課題解決に役立ちたい

千葉 エドベックの「新しい学びのコミュニティを創造し 人々に夢を実現する力を提供し続けます。」という経営理念は、主たる事業(「教材システムの開発と販売」「語学・研修システムの開発と販売」「幼児・保育教育システムの開発と販売」)において、現状どのように活かされ、今後はどのような展開を目指されているのですか。

バジル まず、私共のコアコンピタンスはやはり語学教育全般の課題解決力にあると考えております。エドベック創立当初は、外向け―つまり日本人が海外に出た際に直面する語学面でのソリューションをイメージしていました。しかしながら、昨今、英語教育改革はもちろん、アジア圏経済の発展、また外国人労働者の国内流入の増加と、語学方面の課題は多様化してきました。エドベックは、こうした課題に対して、多面的に取り組み、ソリューションを行う製品・サービスを提供して参ります。具体的には、教育業界への英語教育ソリューションだけではなく、日本語教育への取り組み、幼児・保育段階での斬新な英語教育サービスの提案といった、新しい製品群、新しい市場への取り組みを強化していきます。

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