神田外語大学と関東国際高等学校 国内初となる東南アジア3言語における高大連携協定式を開催

神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久氏)と、関東国際高等学校(東京都渋谷区/校長:ジェームズ・ハーマン氏)は2020年2月14日(金)に「高大連携協定」の協定式を行った。東南アジア3言語における高大連携協定は国内で初めてのこと。高等学校と大学の7年間一貫した共同カリキュラムの設計や両校教職員の交流などを通して、東南アジアで活躍する人材を輩出していくことが目的だ。

 

▲関東国際高等学校 ジェームズ・ハーマン校長(左)と神田外語大学 宮内孝久学長

 

両校はこれまでも学長の特別講演や授業体験、施設見学など頻繁に交流をしてきたが、この度の本格的な高大連携協定の実現までには何度も協議が重ねられ、10年をかけてようやく実を結んだという。

高大連携協定の締結にあたり、両校の学長・校長はそれぞれ以下のように挨拶した。

関東国際高等学校 ジェームズ・ハーマン校長『関東国際高校と神田外語大学は、外国語教育を通して世界の平和と繁栄に貢献する教育機関であるということで共通の目標を持っています。また、東南アジア3言語を専門的に教育している点ではまさに兄弟・家族ともいえる関係です。今にもまして日本の若者と東南アジアの若者の交流は深く密になってくることでしょう。そして関東国際高等学校と神田外語大学の一貫教育により、たくましいグローバル人材となった卒業生たちがアジア地域の未来を構築していくに違いありません。ぜひこの東南アジア3言語一貫教育にご期待ください。』

神田外語大学 宮内孝久学長『私はもともとビジネスマンで、東南アジアで仕事をしておりましたが、何よりも相手に興味を持つということを信念としてビジネスをしてきました。コミュニケーションを取る上で感じた大事なことは、お互いを好きになることです。「言葉は世界をつなぐ平和の礎」。これは私たちの教育理念でありますが、付け焼刃な言語教育ではなく、10代のうちから相手をリスペクトし理解する力・親しみを持って相手の言語と文化について体系的に勉強していく力を身につけることを、この度の高大接続プロジェクトで実現できればと考えています。』

また、関東国際高等学校の黒澤眞爾副校長は高大連携の接続内容について以下のように説明した。

『基本となるのは、外国語(英語と、タイ語・インドネシア語・ベトナム語の東南アジア3言語)の習得と、大学入学後にアカデミックな活動ができるようになるため・ビジネスの中で活躍していけるための教養を身につけることです。
具体的には、東南アジアの歴史と文化や、グローバル経済についての知識、日本歴史と文化を現地の人たちに伝えていくことができる能力が必要だと思っています。本校の生徒が神田外語大学に進学する際に必要なスキルとしては、英語のレベルがCEFRでA2~B1、東南アジア言語のレベルがA2~B1であることに加え、教養として国際関係一般・比較文化・東南アジア地域研究に関する課題研究を課すというイメージしております。
さらに高大接続のプログラムの一環として、英語のコミュニケーション講座や国際関係論、統計学基礎などの講義を高校2年の末から3年で学べるようなプログラムを検討しております。将来は様々な国際機関、グローバル企業、公官庁、観光業、サービス業、大学院などで活躍する人材の輩出を目指しています。
今回の高大連携により画一的な外国語教育の現況に変化をもたらし、他の学校様の高大連携にも良い意味で刺激となるような形にしていきたいと考えております。』

 

▲関東国際高等学校 黒澤眞爾副校長

 

さらに、現在関東国際高等学校にて東南アジア3言語を学ぶ生徒達により自身が現地研修を通して学んだことや、将来の夢について力強く語られた。これに対し、神田外語大学 春日淳教授(外国語学部アジア言語学科ベトナム語専攻、東南アジア3言語専攻長)は、以下のように高大連携プログラムを経て社会に羽ばたいていく若者に対する期待と、プログラム成功に向けての意気込みを述べた。

『普段東南アジア3言語をそれぞれ学習する学生に対し、このような言語を選択し地域の文化を学ぼうとしていることについて非常に日本人としてセンスが良いと感じています。特に熱心に勉強している学生にそういった印象を受けます。まさに今、関東国際高校の皆さんのお話を聞いて同じことを思いました。今回、高大連携を制度的に出発するということで、4年後にその成果が問われることとなりますが、私達教員としましては精一杯カリキュラム面・授業内容・教材などを関東国際高校の先生方と連絡を密に取って相談し、詰めていきたいと思っております。また、神田外語大学で学びたいと考え入学してくる高校生の期待と覚悟を裏切らないよう、質の高い教育を提供し、一貫教育の構築という形で明るい未来を拓いていければと考えています。』

 

 

 

 

▲現地研修の体験談を語る関東国際高等学校の生徒

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▲神田外語大学 春日淳教授

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今後一層多くの日本企業が東南アジアに進出し、また日本企業で勤務する東南アジア諸国の人々が増加していく時代を生きていく上で、東南アジアの言語・文化理解を早期より習得する子どもたちの未来は明るい。近隣諸国と真摯に向き合い、いち早く新たな試みを行う両校の東南アジア3言語高大一貫教育の動向に、今後も注目していきたい。

 

▲集合写真

 

 

【参 考】
◆神田外語大学
 https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
◆関東国際高等学校
 https://www.kantokokusai.ac.jp/