【山本 崇雄】生徒のチャレンジを支える個別最適化の学習~「Rakuten Super English Webアプリ」が生徒の実践的な英語力を支える~

新渡戸文化学園の3つのC

新渡戸文化学園では「Happiness Creator(幸せ創造者)の育成」を最上位目標に「自律型学習者の育成」を全ての教育活動を通して目指しています。前回、自律型学習者を育てる3つのCで始まるキーワードをご紹介しました。3つのCとは、Core Learning(教科の基礎となる学び)、Cross-Curriculum(教科の枠を超えた学び)、Challenge Based Learning(社会課題の解決に向けて行動する学び:以下CBL)です。この3つのCはお互いに影響を与え合いながらスパイラルに子どもたちを成長させていきます。

 

子どもたちのチャレンジ

今回は子どもたちがリアルな社会課題にチャレンジするCBLを支えるCore Learningの重要性を、英語の授業での「Rakuten Super English Webアプリ」を使った実践を通してご紹介したいと思います。

CBLは2008年にAppleが“Apple Classroom of Tomorrow-Today(ACOT2)”で提唱した問題解決型学習です。リアルな社会課題を取り上げ、その解決に向け、友達と協働しながら、テクノロジーを駆使して学んでいきます。

CBLはEngage(興味を持つ)、Investigate(探究する)、Act(行動する)の3段階から成り、最終的には活動を社会に公開していくことが大きな特徴です。

Engageでは、Big Ideaというテーマを設定します。学習者や社会にとっても重要なもので、複数の方法で探究可能な広い概念になります。新渡戸文化学園では、SDGsの学びを社会課題につなげるためのBig Ideaとして利用しています。

次にEssential Question(論点)を定め、学びの目的を明確にします。そして、解決したい課題にプロジェクトを起こしチャレンジしていく流れになります。例えば、SDGsで定められた目標の1つである「つくる責任つかう責任」というBig Ideaに、「日本のフードロスが多い産業は何だろう」というEssential Questionを立て学び始めます。そして、「給食の残飯を利用するシステムを考えよう」というプロジェクトが生まれ、チャレンジしていくようなイメージです。

学びの過程で、残飯量のグラフを作ったり、平均値を求めたりするときに数学の知識を使ったり、情報収集のために国語や英語を使うなど、教科を超えた学びが自然に生まれていきます。情報を整理する中で、理科や社会の学びも頻繁に出てきます。教師はCore Learningと合わせ、CBLでどのような学びを生徒たちがしているかをこまめに記録し、CBLのアカデミックな学びを俯瞰して捉えるようにしなければなりません。

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山本 崇雄 (やまもと たかお)

新渡戸文化学園英語科教諭


新渡戸文化学園英語科教諭、横浜創英中学・高等学校教育アドバイザーの他、株式会社日本パブリックリレーションズ研究所主任研究員をはじめ複数の企業でも活動。

未来教育デザインConfeito代表。

検定教科書『NEW CROWN ENGLISH SERIES』(三省堂)の編集委員。

主な著書に『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP)、『「教えない授業」の始め方』(アルク)、『学校に頼らなければ学力は伸びる』(産業能率大学出版部)ほか。

▼『山本 崇雄』の過去記事を読む

【2019/12月】新渡戸文化学園の教育改革~英語のCore LearningとRakuten Super English~

【2019/11月】世界の幸せを創り出すHappiness Creatorの育成をめざして~新渡戸文化学園の教育改革~

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