編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

【私塾REAL】特別版 ネットワークを最大限利用し、人と人の繋がりを大切に!

私塾ネットは、全国の各エリアが主体となり様々な取り組みをしている。それを支援するのが私塾ネットセンターの役割であり、利益をあげることを目的としていない。会費は、サービスを提供するためのものではなく、組織として活動するためのもの。また、与えられる組織ではなく互いに与え合う組織であるとともに、積極的に研修会等の活動に協力、参加する事で自己研鑽し、自塾を発展させていくことができる組織を目指している。

私塾ネット(全日本私塾教育ネットワーク)とは

全日本私塾教育ネットワーク理事長 ナカジュク代表 仲野 十和田氏

当会は、任意団体としては、唯一全国組織の団体です。2020年4月に創立20周年を迎えますが、それ以前から学習塾の活動を30余年にわたって支えてきた、全国私塾連盟(全塾連)、全日本私塾協会(PTF)、日本私塾会(日私会)の3団体が、2001年に大同団結し発足した団体です。古い団体なので、会員塾には大手の塾もありますが、どの塾も「教室に入れば、生徒にとってみんな同じ」という考えのもと、楽しく有意義な情報交換をさせていただいています。塾団体としては、比較的若い世代の人たち(40代)が活躍してくれていますので、研修も新しい発想を元に企画され、老兵たちが引っ張られています。

 

初代理事長

初代理事長は、塾業界のリーダーとしても活躍されていた、故山口恭弘先生でした。私は、何もわからないまま、創立2年目に偉大な先輩である佐藤勇治先生のあとを引き継ぐという、ものすごいプレッシャーの中、事務局長を引き受けさせていただきました。その際に、山口先生の言葉で最も印象に残り、勇気づけられたのは、「好きなことをやったらいいよ。何かあったら、私が何とかするから」とおっしゃっていただいたことです。そして、この言葉が表すように、私塾ネットの若い人たちが自主的に行動し、研修を作り上げていくという風土が、現在に引き継がれているのだと思います。塾経営者の2世の会や、塾職員が作り上げる研修などは、その象徴です。

 

活動

当会は、全国を7つのエリアに分け、それぞれが自由な活動を行っています。活動内容は事前に告知されますので、他のエリアの研修や懇親会に気軽に参加できるのも、魅力だと思います。エリア関東では、家族への感謝を込めて毎年ファミリーパーティーも企画しています。昨年は水陸両用バスを貸し切りました。普段、自塾の仕事ではないのに、日曜日に出ていくのは、家族にとって不可解です。どんな人と会っているか?それが分かるだけでも家族は安心するようです。以前、私も救われた経験があります(笑)。

(左上)木下 晴弘氏、(右上)蓮池 薫氏、(下)上甲 晃氏

また、年に1度4月に全国研修が行われます。アイスブレイク後、参加型の研修や講演を企画していますが、何より全国の仲間たちと会えるのが楽しみです。

昨年は、株式会社アビリティトレーニングの木下晴弘氏。一昨年は、北朝鮮拉致被害者の蓮池薫氏。10周年記念講演では青年塾主宰(元松下政経塾塾頭)の上甲晃氏など、多方面からの講演者をお呼びしています。

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