編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

【私塾REAL】特別版 日中交流の懸け橋、鑑真和上 そしていま「山川異域 風月同天」

日青協の国際交流委員会が、中国吉林省の中学生の日本での中学生学校交流を行った直後、武漢から新型コロナウイルス感染が拡大した。爆発的な感染拡大により、医療現場が混乱した中国に、日青協の全国の理事達が協力し、大量のマスクと体温計を贈った。
国際交流委員会委員長の林隆樹理事は通関を速やかにするための段ボール上の貼り紙の下に小さく「山川異域 風月同天」と自分の想いを込めた…。

 

中国語検定の受検者が急増中

一般社団法人日本青少年育成協会(日青協) 常任理事
林隆樹(はやし・りゅうき)国際交流委員会委員長

千葉 日青協の国際交流委員会の主な仕事を教えてください。

林 日青協の組織の一つとして、欧米、中国等の海外からの生徒のアウトバウンドとインバウンドの両方のプログラムを行っています。

千葉 たまたま私が遊行塾の囲碁講座でお手伝いをしている藤嶺学園藤沢中高に中国からの中学生たちが交流に訪れましたね?

林 はい。1月10日に40名ほどの生徒たちが中国吉林省から来日し、藤嶺学園を訪ねて、剣道、茶道の体験・見学をしたり食堂で在校生と交流したり、遊行寺で中国語通訳を通して遊行寺の説明を聞いたり、境内を散策した後記念撮影をしたりしました。

千葉 運営の仕組みとしてはどうなのですか?

林 母体である日青協は当協会の理念に賛同し、全国にいらっしゃる会員の皆様の会費を財源として運営されています。私たち国際交流委員会は、インバウンド・アウトバウンド共に、参加者のプログラム費によって運営しています。例えば、藤嶺藤沢のプログラムに参加した生徒達は好奇心旺盛・優秀な生徒達でした。日本を実際に訪ねて、日本の中学生、高校生達と交流をしたい、まさに「万巻の書を読み、万里の道を行く」の理念で参加されました(笑)。また、中国・孔子学院總部が実施するHSK(中国語能力試験)は、日本では、日青協のHSK日本実施委員会で運営されていますが、ここ数年急激に受検者が増えています。

千葉 年間どれくらいの人が受検していますか?

林 7~8年前から増加して、昨年では約36000人が受検しています。中国の大学に留学する時には必ず要求されるので、英語の「TOEFL」は民間運営ですが、それに当たるかもしれません。

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