【大村 伸介】『あり方』の認識がコミュニケーションを変える!

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお付き合いください。

昨年度は、新型コロナウイルス感染症という未曾有の事態に直面しました。『Withコロナ』という言葉に代表されますように、このウイルスとの共存が求められているわけですが、様々な制限がある中で、今まで進んでいなかったものが一気に進んでいったという側面もあります。

ICT等のインフラ整備は言うに及ばず、GIGAスクール構想も推し進められていますし、移動が制限される中でのオンライン・ミーティングやオンライン講演会も盛んに開催されています。形態は変われど、コミュニケーションの重要性に変わりはないばかりか、リモートワークや在宅学習が進む中で、ますますその重要性が再認識されています。

その大切なコミュニケーションに、ぜひ、教育コーチングを取り入れていただきたいのです。

 

引き出す教育、それが教育コーチング

『教育コーチング』とはそもそも何なのかからお伝えしていきましょう。
『傾聴・質問・承認等の各技法を用いて、クライアント(相手)のやる気や力を引き出し、自立を支援するメソッド』
です。クライアントを『持たざる者』『できない者』として『与える』のではなく、『持っている者』『できる者』として関わり、『引き出す』のです。

それを支える土台として、
『人は育とうとする生き物だ』
『人は自分の中に答えを持っている』
『人はそれぞれ』
という信念があります。これは、教育コーチが、クライアントの存在をどう見るかという認知(認識)法を示しています。認知の仕方が、そのものとの関わり方を決めます。そして、関わった通りに相手は表れてきます。例えば、次の絵を見てください。

これは何に見えますか?
「椅子にしか見えないじゃないか」
そんな方は、『座る』という関わり方をされます。ところが、幼い子にこの絵を見せますと、椅子ということ以外に
「机にもなる」
と答えます。そうすると、『座る』という関わり方以外に『ものを書く』という関わり方が増えました。認知(認識)を広げることは可能性、選択を広げることにもつながっています。

 

やる気のない赤ちゃんはいない

栗の実は、芽を出せと命じなくても芽を出し、育てようとしなくても育っていきます。人も同じ。育とうとしない人はいない。

「やる気のない赤ちゃんを見たことがありますか?」
保護者講演会や教職員研修などの機会に私はよくこの質問をします。皆さんの答えはもちろん全員の方が
「見たことがない」
当然です。だって、この世に生を受けて、育とうと一生懸命なのですから。

「では年月が経ち、目の前のお子さん、生徒が“やる気のない生き物”に映るのはどうしてか?」
これにも見る側の認知(認識)が大きく関係していま す。これが
『人は育とうとする生き物だ』
ということなのです。

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大村 伸介(おおむら しんすけ)

株式会社成基総研 コーチング室 室長


集団指導塾を経て、2004年株式会社成基入社。

教室長、エリアマネージャー、本部長補佐、副本部長を歴任。

現在は、教育コーチング、パパママコーチングセミナーのトップ講師として教職員研修、保護者講演会等で全国を飛び回る。

日本青少年育成協会認定上級教育コーチ・認定A級トレーナー、主任研究員。

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【2020/12月】表裏一体

【2020/10月】コロナ禍における保護者ケア

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