編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾リアル】Vol.45 関わる全ての人に良かったと思ってほしい

関わるみんなを元気にしたい!!

千葉 全日本私塾教育ネットワークの理事長をされていますが、現在の課題と今後の方向性について教えてください。

仲野 昨年はリアルの集会やイベントはありませんでしたが、7月に一週間、私学6校ずつを4回に分けてZoomによる入試説明会を開催しました。

1回で10~20名の方が参加して熱心に説明を聞いていただきましたが、今後も同様のやり方で開催し、子どもたちと日本を元気にしたいですね。

 

一人ひとりの得意分野で才能を開花させてほしい!!

千葉 サポート校についてお聞かせください。

仲野 独自のしくみで2014年からフリースクール及び通信制サポート校を開校していますが、対象は小・中・高校生で、不登校や中退した後で卒業資格を取得したい生徒たちが中心です。現在20名前後ですが、本人の知り合いなどに出来るだけ会わないように午前中の時間帯などを設定しています。

コロナ禍の中で、彼等は強いところが目立ちます。元々繊細なために学校でイジメに遭ったりしていたのですが、実は逞しい精神力を持っていて、それが自分の得意分野で開花するのです。

 

コロナ禍で従来の価値観が変化している・・・

千葉 今後の塾としての目標や夢、個人としての目標や夢があれば教えてください。

仲野 ナカジュクに関わる全ての人に出会えて良かったと思っていただきたいですね。

コロナ禍の影響で、価値観の多様化が顕著になってきたと感じています。それぞれの向かう方向により、探究の仕方も違うので、私たちはその子に合った学習をマネージメントをする役割になってくるでしょう。可能であれば子どもたちと一緒に考えて、良い方向を選択することが出来ればいいので、そういう判断力や選択力を塾で養えたら良いと思っています。

子どもたちが何か課題となるものを見つけたら、自分で人に聞いたり調べたりして自分のやり方で表現する、いきなり言葉をかけるのではなく、自分流で少しずつ表現できる力を身につけてほしいですね。

(2021年1月12日、Zoomにて取材)

 

「グローバル人材」を考える

グローバルな人材とは、単に語学ができるだけでなく、ほどほど距離感を作れる人だと思います。日本人も今後ますます多様化していくでしょうが、まずは、他の文化を受け入れ、しかしそれだけでは続かないので、自分の意見を主張することもするなど、まさに新学力指導要領の「思考力」「判断力」「表現力」が大切になってくるのではないでしょうか・・・。

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