編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

地域の名門塾 若松塾 大廣 正継(おおひろ まさつぐ)塾長 (神戸市)

【若松塾】勉強しない中3夏のキャンプの意義とは?

ダーツが当たった都道府県の塾を訪ねる「ダーツの旅」がスタート。その記念すべき第一回は兵庫県。

地域の名門塾では迷いなく若松塾(1957年創業)に決定。

「よく学びよく遊べ」をモットーとして、60年にわたり子どもたちと接してきた同塾の神髄に迫りたい。

若松塾

幼児教育の新しい拠点が好調

若松塾

千葉 50周年記念出版「若松塾 よく学び よく遊べ 人間教育も考えた半世紀」(日経BP企画)では、大変お世話になりました。まず、現状の正社員数、教室数、生徒数などを教えてください。新たな部門などについても教えてください。

大広 こちらこそお世話になりました。もう10年経つのですね・・・。正社員数は158人で、校舎数は30拠点、生徒数は7786人となっています。新しい試みとしましては、若松塾の託児教室としてレインボーキッズがありましたが、これを2014年に舞多聞に移転しました。また、2015年には、グローバル人材の育成に向けて、西宮市「東京インターナショナルスクール 夙川アフタースクール」を開校、2016年には「東京インターナショナルスクール 夙川キンダーガーテン」を開園し着実に生徒数が増えています。

人間力重視の若松塾の指導の理由とは?

若松塾

千葉 幼児教育にも力を入れていることは素晴らしいことですね。さて、若松塾の伝統である「人間教育」は、指導の現場で具体的にどのように展開されているのでしょうか?

大広 勉強が出来るだけでなく人柄も良い、そんな人間になって欲しいという気持ちで、人間教育を大事にしてきました。そのため、授業を受け持つ教師の研修にも力を入れています。教科ごとの勉強会で授業テクニックを磨くのはもちろん、全職員の研修会で人間教育の必要性やそれが出来るように教師の人間性を高めていく事も求めます。ただ一方的な研修ではなく、間違いに自分で気づいて直してもらうようにしています。気になる点が見つかれば先輩からしっかり指導します。指導する人間に人間力が欠けていたら駄目ですし、生徒もいくら成績が良くても人間性で問題があれば駄目だと繰り返し言っています。これが若松塾としての大事なポリシーです。

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