【大村 伸介】変わるきっかけとは

こうした先生は、非常に極端だとは思います。ポイントは、下心がなかったこと。つまり、生徒に迎合するでもなく、コントロールするでもなく、本当に興味のまま、動いておられたんだろうと思います。それが生徒たちに伝わり、自然と学校が落ち着きを取り戻したのでしょう。

そして、もう一つのポイントは、どんな人であれ、『包含』していたこと。目の前に現れる“いかなる人も”排除することなく、ただただ『包含』し、同じ時間や空間に『一緒にいる』ことを選択されています。

 

『一緒にいる』ということ

この『一緒にいる』という関わりが、教育コーチングでは極めて重要なセンスになります。コミュニケーションの前提ともいえます。教育コーチングでは、『一緒にいる』ということをこう定義しています。

・心の防御、判断や解釈や思考を脇に置き、ただ相手と時間と空間を共有している
・相手の存在を100%包含している
・自己話(音声言語としてアウトプットしない内的会話)や思考が起こらず、意識を向けている認識すらも無く、無意識の領域で相手とつながっている

といった状態を指します。ぜひ、目の前の相手と、図のようなイメージを持って、向き合ってみましょう。

先生が『一緒にいる』ことをすれば、生徒は自由になり、安心して自分の内面を見たり、アウトプットしたりできるようになります。そして、生徒の内面に起こることを感じられるようになります。

ぜひ、目の前の生徒と『一緒にいる』選択をしてください。そのことが、言うまでもなく、新学習指導要領の評価観点にもつながります。そして、教育コーチングの学びをスタートさせましょう。研修のご相談等、随時受け付けております。

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大村 伸介(おおむら しんすけ)

株式会社成基総研 コーチング室 室長


集団指導塾を経て、2004年株式会社成基入社。

教室長、エリアマネージャー、本部長補佐、副本部長を歴任。

現在は、教育コーチング、パパママコーチングセミナーのトップ講師として教職員研修、保護者講演会等で全国を飛び回る。

日本青少年育成協会認定上級教育コーチ・認定A級トレーナー、主任研究員。

ohmura
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