【サイバー先生が行く!】「1対1」×40人分 がつながるまったく新たな 授業形態を実現できました!~筑波大学附属 坂戸高等学校~

1対40の一斉授業ではなく、「1対1」×40人分がつながる授業。

教員側からの設問と生徒の回答の例。生徒の回答は並べて表示し、比較することも可能。

同校では40台のタブレットを用いた規模のシステムを導入。最大40人の生徒が一人一台のタブレットを使い、教師から配信された映像や音声による課題を見たり、聞いたりしながら学ぶことができる。「生徒へ課題を一斉配信するこ
とはもちろん、生徒は画面上の課題に自分の意見を書き込み、それをみんなで共有することも可能です。いわばタブレットの画面を介したディスカッションですね。最大40人といっても、1対40の一斉授業ではなく、1対1のつながりが40人分あって、しかもそれらがリアルタイムでヨコにも展開されるイメージです」と熊谷先生。

ひとつ具体的な活用例を挙げてみよう。熊谷先生は教育に特化したSNS「Edmodo」を早い時期から導入し、生徒たちのスマホで課題をオンラインで取り組ませたりなど、ICTを授業に取り入れることに積極的だ。そんな熊谷先生の授業はもともとアクティブラーニング的要素が強く、例えば先生が課題としてビデオ映像や英語の音声を示すと、生徒は課題に対する意見や問題点を紙に英語で書いて、教室に設置されたホワイトボードに貼付。そのうえでみんなの前で英語での発表を行っていた。

こうした流れがタブレットによって効率化される。つまり、タブレットに配信された課題を確認した生徒は、従来どおり紙に英語で記述した回答をタブレットのカメラで撮影して先生に返信。教師用のパソコン画面には生徒たちのアイディアが一覧となって表示される。それらを大きく拡大して共有したり、異なる意見を並べて表示して比較させたり、生徒たちに常に〝考えさせる授業〞を進めることができる。「ほとんどのオペレーションが即時的に行えるため、他教科の先生でも簡単に使いこなせると思います。いま〝他教科〞と言ったことにも理由があって、実はこのシステムは無線LANの環境があれば、サーバーやインターネットへの接続がなくても使えます。つまり一般教室でも気軽に利用できるのです」

従来のLL教室は発声練習がメインだったが、タブレットを活用する『サイバー先生』のシステムなら、英語で考え、英語で発表するといった実践的な授業にまで対応。さらにL L 教室でしか受けられなかった授業が、WiFiさえあればどこの教室でも実施でき、導入に必要となるコストやランニングコストもLL教室のリニューアルと比較するまでもなく安価で済むのだ。

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