編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾リアル】Vol.50 やっと時代が追いついてきた? サードプレイスとは?

株式会社リコーが運営する、ロボットも活用した学習環境(ラボ)が海老名市にある。
「コサイエ」は、リコーがRICOHFutureHouse(RFH)コサイエで行っている、アフタースクール&科学教室である。
今回の私塾REALは、海老名市の「コサイエ」を訪ねて、なぜリコーが教育施設の運営なのか?その特色などを取材した。

取材先:
株式会社リコー
RICOHFutureHouse(RFH)『コサイエ』

 



「コサイエ」の間取り図

都市開発参画の一環として教育施設の運営に着手

千葉 「コサイエ」という名称と「コサイエ」のスタートについて教えてください。

コサイエ 子と共に科学するという意味で「コーサイエンス」を短縮したものです。
コサイエは2015年8月のRFHの開所と同時にオープンしました。
当時、海老名市には2005年開所のリコーテクノロジーセンターがあり、リコーは海老名駅西口の都市開発に参画していました。
この開発の一環で、一棟借りの四階建てビルの三階フロアを教育事業に活用しました。
まちづくりを通した新規事業開発の取り組みの一つですね。

『未来のツクリテを育てる』をコンセプトに、子どもたちが『好き』を見つけ、『好き』を伸ばせるサードプレイスをゼロから作りました。
当初は知名度もなく海老名市という郊外という立地でもあり、思ったほど生徒が集まりませんでした。

千葉 科学教室のみの通塾は可能ですか?

コサイエ はい、コサイエに入会していただければ、科学教室のみ通塾することも可能です。


 

アフタースクール&科学教室

千葉 「コサイエラウンジ」の活用と科学教室の5つのコースについて教えてください。

コサイエ コサイエラウンジはアフタースクールの場として小学1~6年生が平日活用します。
コサイエラボ=科学教室は主として土日に開講しており、5つのコースは次の通りです。

(1)ロボットコースが小学3~中学3年生対象で、レゴのEV3を活用しています。

(2)プログラミングコースも同じ対象学年で、最初はスクラッチを使いますが、上級コースではJavaでゲームや作品を作り、発表できるようにしています。

(3)生き物コースは現在70名の生徒が受講している人気のコースで、小学1~中学3年生が対象です。
専門の研究員の指導のもとで、自然の中でさまざまな生き物に接するだけでなくみんなで生き物を育てたり解剖したり、夏休み等
には合宿なども行っています。
ただ合宿は、コロナ禍で昨年と今年は中止になりました。

(4)パズロボコースは、小学1~3年生対象の低学年用のコースで、パズル感覚で手を動かしながら、機械工学について学びます。
その後、ロボットやプログラミングのコースに進むという役目を担っています。

(5)GEMS(ジェムズ)は米国由来の対話・体験型プログラムで、やはり小学1~3年生対象。
対話をベースに科学的思考を養います。


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