編集主幹のダーツの旅

本紙編集主幹 千葉 誠一(ちば せいいち)

本紙編集主幹の千葉誠一が地域ごとの私塾事情を探るため、ダーツが刺さった地域へ赴く新連載!各地域で活躍を続ける塾や、珍しい取り組みを行っている塾などに取材を敢行。ローカルな運営法の中に、塾で生かせるヒントがある!?

いろんな塾のいろんなイマが見えてくる

【私塾リアルVol.54】塾を教育機関として育てたい。他とは違う、圧倒的な指導力をもつ真面目な講師の集団

大卒後商社に勤め、退職後に予備校や進学塾で多様な教育について学んだ楢原貴士塾長は、「教室を増やさずに、講師力向上と塾以外の教育ビジネスで複数の収益の柱をつくりたい」と語る。
歴史ある商都・堺で独自の経営を続ける金岡学習サークルの楢原塾長にリモートで取材した。


楢原 貴士(ならはら・たかし)代表

 

ちゃんと学力を伸ばして合格できる子にする

千葉 開塾に至る経緯や事情などを教えてください。
また、塾のコンセプトを教えてください。

楢原 大学時代は大手塾でアルバイト講師をして、卒業後商社に勤めました。
しかし数年後に辞めて、転職活動している時に、今は無くなった某予備校でアルバイトをしていたら認められて、三ヶ月で社員に採用されたんです。
その予備校が2000年の5月に倒産して、路頭に迷いそうになったとき、知人の紹介で某塾に勤めました。
そこでマーケティングリサーチについても学び、2003年の7月に独立したのです。

進学塾と銘打っていますが、実態としては生徒の学力幅があり、それぞれの生徒がちゃんと学力を伸ばして合格できる力をつける塾です。
独立するまでの過程で、障がいがある子やダウン症の子について横浜市の戸塚で研究会に参加していたこともあります。

 

入塾してちゃんと成績が上がる塾にしたい

千葉 総合進学塾KGC・個別指導進学塾KGC・大学受験予備校KGC、そしてこども英会話教室や速読などについて教えてください。

楢原 対象としては小学1年生から高校3年生です。
大学受験予備校KGCは、いわゆる「校内予備校」として高校に導入していただいて講師を派遣しています。
また直営が2教室でFCが1教室です。
形態は集団と個別のハイブリッド型で賢い子を選別するような入塾試験はなく、チラシで集める個別指導でもありません。
端的にいえば「入塾してちゃんと成績が上がる塾」を目指して、高い授業力と独自の教育サービスの提供を心がけ、生徒本人が自分で進学していけるように指導と支援をしています。
速読は「BrainBoost」という「右脳と左脳をバランスよく使った読書法」を活用しています。

指導風景(イメージ)

 

圧倒的にリアルでの指導を求められる理由とは?

千葉 コロナ禍での対応はどうでしたか?
「リアルとリモート」の二刀流の対応についても教えてください。

楢原 世間一般の換気・消毒などは徹底しています。
オンラインではZoomを活用した宿題チェックやノート確認をしていますが、保護者から求められるのは圧倒的にリアルでの指導です。
直接刺激を得たい、直接指導を受けたいという要望が多いのです。
したがって、どうしてもオンラインにしなければならない時はリアルな授業配信を行います。

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