グローバル時代の私立学校の生き残り戦略セミナーⅡ 活動報告レポート

講演会満足度

この春、東京・名古屋・京都・広島で計5回にわたり開催された「グローバル時代の私立学校の生き残り戦略セミナーⅡ」。どの会場でも「教育の未来を切り拓きたい」と考える学校関係者とプレゼンターの熱気がぶつかり合い、大きな盛り上がりを見せた。変化の激しい昨今の教育業界で私立学校が生き残っていくためには何が必要なのか、そのヒントが見えたセミナーとなった。全日程が終了した今号で、その様子をレポートする。

私立学校を生き残りへと導く豪華講演陣による3時間半の濃密セミナー。

アクティブラーニングの最前線を森上氏ならではの視点で紐解く

セミナーの先陣を切ったのは森上教育研究所所長の森上展安氏。アクティブラーニングを導入し、効果が表れている開成中高や広尾学園における実際の授業風景など、貴重な映像を中心に講演は展開された。アクティブラーニングを導入したいとはいえ、どのように取り組んでいけばいいのか。手探り状態の学校が多い中、実際の成功事例を目の当たりにしたことで、方向性が見えた参加者が多くいたようだ。単に事例を紹介するだけでなく、最新の教育や入試傾向に精通した森上氏による分析が要所に挟み込まれ、授業の狙いや効果といった深いところまで理解が深まる講演となった。

4つの最新アプローチで私学の課題を解決!

続く第Ⅱ部では、教育業界に深く関わる4つの企業がそれぞれの業態・ノウハウを生かし、私学が生き残っていくための戦略をプレゼンテーションした。モノリスジャパンは入試広報を考え方から捉え直し、総合的な学校プロデュースによる入学者獲得を、花園中高などの実例を交えながら提案。学びエイドは私学の進学校化を実現する新サービスを、元予備校講師の代表が小気味良いトークで会場を沸かせながら紹介した。中央教育研究所は、大学情報や生徒の入試日程を一括管理し、進路指導の「困った」を解消する、『進路指導.net』を実画面を用いながらプレゼン。成基総研は、注目を集めるアクティブラーニングを導入する為に必要なノウハウとして、教育コーチングを紹介。形だけで終わらないアクティブラーニングの方法論を示した。

佐々木氏の「志教育」の理念に共感の涙も

休憩を挟み迎えた第Ⅲ部、最後を締めくくったのは教育再生実行会議にも名を連ねた成基コミュニティグループCEO佐々木喜一氏。日本の教育改革の最前線に立つ佐々木氏だからこそ知り得る、改革の背景や目的を社会情勢の変化に触れながら解説。その上で、今後私学が行っていくべき施策は何なのか、100枚以上のスライドと共に熱く語った。佐々木氏が示した、私学が生き残るため、そして子どもたちが生き抜いていくために必要な「志教育」については、その考えに共感し涙を流す参加者も。講演終了後も会場の熱はおさまらず、参加者から多くの質問が飛び出すなど、大盛り上がりの中セミナーは終了した。

私教育総研が主催となり行った私学向けの本セミナーは、予想をはるかに上回る盛況となりました。私教育総研では今後も「私学と私塾」の架け橋となる媒体として、私教育業界全体の未来を活性化する様々な取り組みを実践していきます。

セミナーイメージ